ひどい突き指の治療

 一般に「突き指」というと、一般的には「放置していても治る」と安易に思われがちですが、その場合、痛みがずっと残ったり、変形が残ったままになってることがあります。突き指とは、「スポーツをしていてボールで指を弾かれて損傷し、骨折や県や靭帯を痛めるケガの総称」であり、冷却や固定など早期の対応が必要になります。

 

 第1関節の突き指損傷であるマレットフィンガーはⅠ型が腱断裂、Ⅱ型が骨折、Ⅲ型は脱臼骨折です(*Ⅲ型は手術適応)。Ⅰ型の場合、「骨折でなくてよかった」と思うかもしれませんが、実は腱断裂の方が、剥離骨折よりも固定期間は長期を要します。

<症例1>マレットフィンガーⅠ型(腱断裂)69歳女性

 ドアに指を思いっきりぶつけた時に小指の第1関節を痛め、来院されました。そんなに腫れはなく、エコー観察でも骨折様症状は見られなかったのですが、指の変形が約70度位ありましたので、提携医院で検査を依頼し、マレットフィンガーⅠ型(腱断裂)の診断を頂きました。

 

 当院にてアルフェンスにて固定し、翌日より後療法を行いましたところ、5週目でかなり経過がよく、7週目で完全に指が伸びましたので、アルフェンスを除去。その後も治療を続け、3ヶ月(10週)で完治となりました。