「ロッキング・フィンガー」について

 指の損傷と言えば、「突き指」をイメージされるかと思いますが

「中にはこういうケースもある!」

という事で、最近の症例を御紹介致します。

 

 8月31日(水)、Kさん(70歳女性)が来院され

「2日前から右人差し指が少し曲がったまま、真っ直ぐに伸びない」

と、訴えられて、来院されました。

 

 診させて頂くと、柔整師の先生方なら良く御存知のロッキング・フィンガー(引っ掛かり指)の状態であり、整復してすぐその引っかかりを取ってあげ、指の完全伸展が可能となりました。


 専門書によると

「ロッキング・フィンガーとは、指に軽度の外力及び刺激が加わり、屈曲した際にMP関節(指の付け根)周囲組織に異常を来たし、屈曲は可能であるも、伸展は不能となる症状であり、特に第2指で20代及び40代以上の女性に好発する」

と、記されています。

 

 勿論他の指や男性に皆無という事ではなく、今年の年明け早々には

92歳男性(Ⅰさん)が左の第3指が引っ掛かって来院され、整復致しました。


 さて、本症の原因は

①軽くぶつけた場合

②長時間に渡る反復作業の後

③重いものを長時間持った後

などと書かれていますが、実際は何らかの拍子に突然発症する事が多く、KさんもⅠさんも、よく分からないとの事でした。

 

 治すのは、割と簡単です・・・が、自分で無理に引っ張ると、骨折する危険性があります。

 

 不幸にもこういう症状を呈した場合は、すぐ近くの接骨院に診て頂いた方が、賢明と思われます。

 

 またしばらく放置して、数日後に来られた時はなかなか整復できないケースも正直ありますので、様子を見ないですぐに来院して下さいね。