骨の細胞について

 

 人の肌や髪の毛は、一定期間の内に新しいものに作り替えられていきます。これを新陳代謝と言います。同様に一見何の変化もないように見える骨の中でも骨が壊され、新しい骨が作られるという現象が起こっています。

 

この骨を壊す細胞を破骨細胞といいます。この破骨細胞は、骨を壊して分解し、吸収します。

 

反対に、骨を作る細胞を骨芽細胞といいます。骨芽細胞は骨の種をまき、体から出るホルモンやビタミンの協力もあって、骨の細胞に変化させていきます。

 

この新陳代謝は骨のリモデリングと呼ばれています。まず問題のない骨の細胞で覆われている停止期から始まり、破骨細胞が働き始める活性化へ移行し、その後、破骨細胞が骨の細胞を壊して吸収する吸収期へ、その次に、破骨細胞から骨芽細胞へバトンタッチする逆転期へ、最後に骨芽細胞が骨を作る形成期に移っていく、という流れです。

 

高齢者の場合、破骨細胞と骨芽細胞のコンビネーションが崩れて、骨が壊れる量が増える場合があります。これを骨粗鬆症といいます。この状態になると、骨がスカスカの状態になります。

 

骨粗鬆症の場合、手をついて転ぶと、手首、肩の骨折をしますし、尻餅をつくと大腿骨や背骨の圧迫骨折を起こしますので、くれぐれも注意が必要です。