世界初!女子ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ

コンバット豊田と工藤めぐみ

 

 昭和61年、共に全日本女子プロレス団体に入門。一度は退団した2人ですが、平成3年に大仁田厚が創設したFMWに乱入という形で電撃復帰。それからは、時に抗争を繰り広げ、時にコンビを組んで、外敵を迎え撃ち、お互い最高のライバルとして、切磋琢磨してきました。

 

 しかし平成7年、当時の2冠王者であったC豊田が体力の限界を理由に引退を表明し、最後の対戦相手に、工藤めぐみを指名。更に、その試合形式として「電流爆破デスマッチで戦いたい!」と申し出たのであります。

 

 この逆挑戦を工藤は受け入れ、平成8年5月5日、川崎球場に於いて、世界で初めて、女子によるノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチが行われたのでした。

 

*工藤入場の動画はコチラ↓

 開始から5分、C豊田のドロップキックにより、後方に吹っ飛んだ工藤はそのまま有刺鉄線に激突
次の瞬間、爆音と共に電流が火花を放ちます。


 ありえない光景にどよめく3万5千人の大観衆。実況アナウンサーは「工藤の肩と腰が黒焦げだ!!」と絶叫
しかし何とか立ち上がり、試合は続行となりました。

 

*工藤、最初の被爆はコチラ↓

 工藤劣勢のまま、15分が経過、ここでC豊田のスキをうかがって、助走を付けてのジャンピング・ヒップ・アタックを狙います。


 工藤のイチかバチかの捨て身の攻撃をガッチリ受け止めたC豊田でしたが、
そのまま勢い余って、なんと両者共倒れに後方の有刺鉄線へ「ドッカ~ン!!」と、大爆発が起こりました。

 

*工藤、コンバット両者被爆の動画はコチラ↓

 白煙の下から見えるのは、横たわった2体の姿。2人とも有刺鉄線と爆破のため、体中から鮮血がほとばしります。

 

有刺鉄線の電流爆破によりダウンした両者でしたが、最初に、何とか起き上がったのは工藤。C豊田の体を抱えるや、パワーボムを2連発。そして最後に、渾身の力を振り絞り、必殺の「くどめスペシャル」を浴びせ、これでカウント3。21分26秒の激闘を制したのでした。

 

*工藤、勝利の動画はコチラ↓

 しかしながらこの後、全く立つ事ができず、勝者の工藤はタンカで、控室へ運ばれていきます。

一方、負けたC豊田にも同じくタンカを用意されたのですが、「師匠」大仁田厚に抱きかかえられ、最後の花道を去って行きました。


 新王者・工藤のベルト奪還授与式もなく、C豊田の引退セレモニーもなく幕を閉じたこの試合。何度見ても激しく、美しく、そして切なく感じるものがありますね。