平成3年12月12日、東京ドーム
SWSのリングに再び「超人」H・ホーガンが登場しました。
ついに天龍源一郎との一騎打ちが実現であります。


両者がフェアに握手し、試合が開始
まずは天龍がホーガンをコーナーに詰め、喉元に近い胸板にチョップの洗礼であります。


天龍が小馬鹿にしたように、不敵な笑みを浮かべると、ホーガンの表情も変わりました。


逆に天龍をコーナーに追い詰めると、アックス・ボンバーでお返しです。
そして、ジャンピング・ニーを顔面に浴びせました。


それでも日本のエース・天龍がついにホーガンへパワーボム
まるで天龍の方が大きく見えます。


しかし、これをカウント2で返したホーガンは何と掟破り(?)の延髄斬りを披露
最後はアックス・ボンバーを完璧に決め、見事に勝利を収めたのでありました。


実はホーガン、成田に降り立ったのは当日の夕方5時、そして試合が始まったのは4時間後の9時
本当に本当にギリギリの試合だったわけで、社長・天龍はホーガンの顔を見るまで相当冷や冷やモンだったでしょうね。
負けた悔しさよりも、むしろ試合が無事実現した安堵感の方が強かったのではないかと思います(笑)
結局、SWSは2年もたずに崩壊。この団体については、賛否両論ありましたが、当時は私もSWS否定派でした。
今思うと、この天龍対ホーガンが実現しただけでも素晴らしい団体だったと思いますね。