天龍源一郎 対 高田延彦(1996.12.13)

 平成8年12月13日、両国国技館におけるWAR当年ラスト興行のメイン・エベントは、天龍源一郎 対 高田延彦 のリターン・マッチとなりました。

 3ヶ月前の9月19日、神宮球場でのUインター自主興行で天龍からギブアップ勝利を奪ってる高田は、試合前から余裕の表情で、手を差し出します。

 しかし後がないプロレスの先輩・天龍はカチンときたのか、厳しい顔つきで張り手で返しました。


 冷静な高田はこれをかわし、試合においても天龍をコーナーに追いつめて左ハイキックを食わらし、アキレス腱固めで左足を締め上げ、バック・ドロップで叩きつけ、更に腕ひしぎ逆十字固めで左手を締め上げました。



 苦悩の表情の天龍でしたが、最後の力を振り絞り、高田を担ぎ上げるやパワー・ボムで脳天から叩きつけ、カウント3で雪辱を晴らしたのです。


 正直言えば・・・1992年(平成4年)辺りから、次々と小団体が旗揚げされ、翌年より新日、全日の老舗、FMWを中心としたインディー、分裂したU系、女子など10以上の団体で盛り上がった「百花繚乱」プロレスブームも、この天龍対高田で、一応の終焉だったような気がします。

 

 97年、98年とヒクソンに高田が連敗、98年に長州、猪木引退、99年は小川対橋本事件に加え、馬場死去、そして翌2000年に全日分裂、船木がヒクソンに完敗・・・世紀末に突入した感がありました。