A猪木 対 坂口征二(1978.4.21)

 昭和53年4月21日、蔵前国技館において、記念すべき第1回MSGシリーズの開幕戦が行われました。

 何と予選トーナメント1回戦から、A猪木対坂口征二という新日・日本人頂上対決が組まれたのです。

 平生は黄金タッグを結成し、常に猪木を支え、2番手に甘んじてる感がある坂口もこの一戦は当然、勝ちに狙いにいきました。

 トップロープからのニー・スタンプを浴びせた後、
猪木のお株を奪う卍固めを仕掛け、後一歩まで追い詰めるもこの2人に30分という時間は短すぎ、結局、時間切れの引き分けとなります。



 そこで10分間の延長戦が設けられ、流れは逆に猪木ペースとなります。

 

 

 しかし4の字固めで猪木が坂口を攻め続けたところで、またしても時間切れの引き分け

 計40分の激闘でも、勝敗がつかなかった事から、「決着は次の機会に持ち越しか」と思いきや、猪木のマイクアピールにより、時間無制限での再延長が急遽、決まりました。


 まだ足のダメージが癒えない坂口に対し、猪木はアリ・キックからドロップ・キックで場外に落とし、更にトップ・ロープ最上段に上って、場外への急降下ニードロップでリングアウト勝ちを治めたのであります。



 猪木と坂口の闘いは全てがワールドリーグ戦、MSGシリーズ、ⅠWGPと春の祭典リーグであり、試合内容よりは、むしろ勝敗が重視された感がありますが、やはりこの試合がベスト・パウドだと思います。

 

 そういえば、90東京ドーム大会直前、あまりプロレスに興味がない友人と話題になった時、「ドームのメインはどういう試合?」と聞かれて、「猪木、坂口対橋本、蝶野だ」と答えると、「へえ~、そんな知らない若手とやるんだ。それなら猪木対坂口とやった方が盛り上がるんじゃない」と言われました。

 

 一般的にはそんな感じなんだと思いましたね笑