猪木信者から見たババ・ザ・ワールド(5)

「プロレス界の過激な仕掛人」とは新日本プロレス・元営業本部長の新間寿氏の事ですが

 

では、「悪の仕掛人」とは誰の事を言うのか?

 

 

まあ、それはともかく…

 

全日本プロレス・春の祭典チャンピオン・カーニバルの

第10回記念大会が、昭和57年3月19日、後楽園ホールにて開幕しました。


参加選手17名での総当たりリーグ戦という

大規模に行われた中

2年連続優勝を狙うG馬場は

まず初戦のセミファイナルで

B・ロブレイと公式戦を行ったのです。


B・ブロディのマネージャー的存在であるロブレイは

馬場の足を引っ張ろうと

早々と場外心中を狙いました

しかしそうはさせじと馬場



リングに戻るや、すかさず

逆水平チョップから河津掛け


そして、伝家の宝刀16文キックを浴びせ

2分29秒、片エビ固めでロブレイを仕留めたのでした。

1ヶ月に渡るリーグ戦の結果

 

 

最終戦の4月16日、福岡大会で

 

ブロディから反則勝ちをもぎ取った馬場が優勝

 

 

一方、白星配給係と思われていた(*私が勝手に思ってた?)ロブレイは

ブロディとは戦わずして不戦敗としたものの

全16試合中7勝4敗3両リン2不戦敗の14点

 

17名中第9位


という好成績だったのは、意外でした~。

 

 

◆B・ロブレイの公式戦全成績

3月19日、後楽園ホール

対G馬場 2分29秒、片エビ固めで負け

 

20日、黒磯公会堂

対天龍源一郎 11分49秒、片エビ固めで負け

 

23日、日立市池ノ川体育館

対J鶴田 7分54秒、体固めで負け

 

24日、桐生市民体育館

対佐藤昭雄 7分55秒、体固めで勝ち

 

25日、千葉公園体育館

対石川隆士 6分15秒、片エビ固めで勝ち

 

27日、下舘青果市場

対G小鹿 12分11秒、回転エビ固めで勝ち

 

28日、古河市立体育館

対P・トンガ 8分21秒、体固めで勝ち

 

30日、新潟市体育館

対T・デビアス 7分15秒、回転エビ固めで負け

 

4月1日、稲尾市総合体育館

対大熊元司 9分10秒、体固めで勝ち

 

3日、中新田町町民総合体育館

対A・スミルノフ 7分48秒、両者リングアウト

 

5日、東久留米中央図書館駐車場

対R羽田 10分13秒、体固めで勝ち

 

7日、浜田市民体育館

対B・ハワード 8分58秒、体固めで勝ち

 

8日、出雲市体育館

対M・ストンパー 8分6秒、両者リングアウト

 

10日、八鹿町体育館

対B・ロビンソン 8分34秒、両者リングアウト

 

11日、津山市総合体育館

対B・ブロディ 不戦敗

 

12日、今治市公会堂

対M井上 不戦敗

 

 

最初に馬場、天龍、鶴田に3連敗してからの追い上げはお見事ですし

 

また後半に行われたベテラン外人勢との両リンは

 

特筆すべきものがあります(特に対ロビンソン)。

 

 

 さて「Tシャツを脱がずに試合を行う変なおっさん」

 

と思われていた(*私が勝手に思っていた)ロブレイですが

 

実は冒頭で申した「悪の仕掛人」とは

 

このロブレイなんです。

 

 

例えばリング内では

 

前年10月6日の宮城大会に於いて

 

試合中にリングに上がってきたD・F・ジュニアの息子で当時大学生のディンク君への

 

暴行事件に関与していましたし


またリング外では、S・ハンセンの全日移籍に「一役買った」との噂もあります。

 

 

もしかしたら

 

今大会の外人側のマッチメイク(得点調整)も

 

ロブレイに任されていたのかもしれませんね。