全日が主催する春の祭典、チャンピオンカーニバルは
昭和51年の第4回大会より、総当たりリーグが導入され
5月8日、札幌中島体育センターに於いて
当日全日程終了した時点での最高得点者となった
G馬場とA・ブッチャーとの間で優勝決定戦が行われました。

初優勝に燃えるブッチャーは
スタートから場外でラフファイトで、馬場にダメージを与え


更にリング内でも徹底攻撃を加え、馬場を流血させます。


そして得意のジャンピングエルボーに持ち込みますが
馬場は2発目をかわして、形勢逆転


逆水平チョップから、必殺のボディアタックで
起死回生の3カウントを狙いました。


しかしなんと飛んだ馬場の足がレフェリーに誤爆したのです。
馬場の大きく太い足を直撃され
樋口レフェリーは場外で失神してしまいました。


一方の馬場はサブレフェリーの制止も聞かず
場外からブッチャーに攻撃を加え続けます。
これが反則を取られ
9分53秒、ブッチャーの初優勝となったのでした。


リーグ戦終了した直後とは言え
チャンピオンカーニバル優勝決定戦が
10分足らずでの反則決着
良きも悪きも、まさに昭和プロレスならでは…ですね。