猪木信者から見たババ・ザ・ワールド(22)

全日暮れの祭典・80世界最強タッグ決定リーグ戦

 

1980年12月1日、札幌中嶋体育センターでは

 


「夢の対決」として

G馬場 対 N・ボックウィンクル

の一戦が行われました。

2年前の同シリーズで対戦した際は

両リンに終わってますが

今回はニックが「前AWA世界王者」という

箔をつけての再戦となります。

王者時代は「ダーティーチャンプ」と言われていたニックは

開始早々、馬場を倒してコーナーに追い詰め、足蹴にし


その後はリング中央で首4の字で締め上げました。

しかし脳天唐竹割りで反撃した馬場

 

 

以後は逆水平チョップ

16文キック

ココナッツクラッシュ

河津落とし

アトミックドロップ…

と、得意技のオンパレードを披露するも




最後はニックに、足4の字固めを決められたまま

 

場外へと連れ込まれ

またしても両者リングアウトに終わったのです。


AWA王者には4度輝いたニック


真の実力を見せたのは、皮肉にも王者を最後に失った

あの鶴田戦(1984年2月23日)からでしょうか。


ちなみに

猪木とも90年12月26日に対戦が予定されていたものの

猪木が痛風症状により中止となりました。


残念でしたね。