肩骨折の治療

 柔道整復師は骨折に対しては、柔道整復師法第27条により、医師の同意を得ずに独自の判断により初回処置が認められています。(*言うまでもなく、相当な臨床経験が必要です)

 

 柔道整復師が行う初回処置は徒手整復と固定です。しかしながら接骨院に来院される肩の骨折(上腕骨遠位端部骨折)は整復の必要がないものがほとんどであり、また治りも非常に良いです。

 

 よって我々はまず提携医院にレントゲン検査をお願いし、骨折の状態を確認してから固定を施し、翌日より後療法を行って、完治に導きます。

<94歳女性>

 この肩の骨折では最高齢の症例になります。日曜夜、自宅の脱衣場で転んでケガしたとの電話連絡があり、すぐに来て頂いたところ、激痛で手を動かせず、腫れもひどかったので、金属副子でしっかり固定しました。

 

 翌日レントゲン検査をお願いし、肩(上腕骨外科頚)骨折との診断を頂きました。痛みも腫れも引いてましたが、引き続き金属副子での固定を続け、以後経過をみながら固定副子を変えて短くしたり、或いは運動療法を行い、3ヶ月で受傷前と同様に生活に戻ることができ、完治としました。

ご高齢なだけに治療にはかなり慎重を要しましたが、経過中に特に問題はなく、よかったです。

 

 写真を見ていくと、患部のハレの引き具合がよく分かるかと思います。