外側靭帯と内側靭帯


柔道整復師専科教員の資格を取得し、全国の柔整学校で授業を行う機会をそれなりに頂いたことで、自ずと医学書を開く機会がかなり多くなりました。
私の場合、特別講師なので、講義は1日のみ。そのため、生徒の質問にはその時その場で、質問者が必ず納得のいく答えをしなければいけません。
そして医学書を隅々まで読むと、自分が数十年前の受験時には気づかなかった疑問点がたっくさん沸いてきて、色んな発見があります。
例えば靭帯の名称...肘や膝関節の外側には〈外側側副靭帯.〉、内側には〈内側側副靭帯〉があります。
一方、アゴの関節には〈側副〉は付かない単なる〈外側靭帯〉という名称の靭帯が存在します。
一瞬、「あれっ?」と思いました。そういえば、〈内側靭帯〉はどこにあるんだっけ?アゴの内側に、そういう名称の靭帯はないハズ…
すぐに「あっ、そうだ」と思い出しました。実は〈内側靭帯〉と呼ばれる靭帯は足首の内側にあるんです。(*別名、〈三角靭帯〉ともいいます)
何故、アゴの靭帯に、〈外側〉と付けて、足首の内側の靭帯に〈内側〉と付けたのかは大いなる謎ですが、これを「体のバランス」と考えると、非常に興味深いですし、このような名称の付け方は他部位にはないと思います。

 

自分が受験時は合格のためにただ覚えていればよかったことも、時が経ち、教育者としての立場で考えると、違った観点が見えてきます。来年も講義をさせて頂く機会があれば、そういう発見を生徒方にお教えしたいと思ってます。これがまた「日常施術のプラス」にもつながるので、一石二鳥ですしね(^O^)
古川 琢磨、河本 和彦、他48人