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美顔バリ治療について④(ニキビ)

<概要> ニキビとは肌荒れ症状の1つで、「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気です。頬や顎、首などのフェイスラインにできやすく、思春期ニキビと大人ニキビがあり、思春期ニキビは皮脂の過剰分泌によるものが多く、時間と共に治まる一方で、大人ニキビは生活習慣や食生活の乱れ、月経周期や月経不順による皮脂の過剰分泌による肌荒れが起こりやすくなり、一旦腫れると治りにくいのが特徴です。ニキビができる原因は色々ありますが、身体のバランスが崩れ、肌の生まれ変わりのリズムのターンオーバーが乱れると、できやすくなります。最終的には毛穴に皮脂が詰まって、アクア菌が繁殖し、炎症を起こしてできます。アクネ菌とは常在菌の一種で、普段は肌を弱酸性に保つなど、肌を守る役割をしていますが、毛穴が詰まって酸素が少なく、皮脂などの栄養が多い環境になると過剰に増殖し、炎症を引き起こして赤ニキビを発生させます。毛穴に皮脂が詰まる原因としては、皮脂の過剰分泌と角化異常があります。

 

()皮脂自体は天然の保湿因子としては重要なものであります。しかし大量に分泌されると、毛穴から脱出できなくなり、毛穴に詰まることでニキビが発生しやすくなります。皮脂の分泌量が増加するのは男性ホルモンの影響によるものです。思春期では、男性ホルモンの分泌が大量に行われるため、皮脂が多く出され、毛穴を詰まらせます。20歳前後でホルモンバランスも安定します。女性の場合は、女性ホルモンの影響で皮脂分泌が増加します。生理前に多く分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は男性ホルモンの作用と似ており、皮脂の分泌を促進させます。またストレスを感じた際に分泌されるホルモンは、男性ホルモンを強くする作用があり、慢性的なストレスが続くと皮膚の過剰分泌へと繋がるのです。他に動物性脂肪や糖質の摂りすぎ、ビタミン類の不足など、バランスの悪い食事も皮脂の分泌量を増やすことになります。

 

()角化異常(毛穴の詰まり)では、不規則な食事、睡眠不足や疲労、ストレスなど生活習慣の乱れ、肌の乾燥、紫外線による刺激などで肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂のバリア機能が低下したりして「過角化」が起き、肌表面の各層部分が厚くなって毛穴をふさぎ、皮脂や肌の老廃物が溜まってニキビが発生します。また洗顔やクレンジングなどで皮脂を落とし過ぎると、肌のバリア機能が低下し、刺激から肌を守る角質が分厚くなります。保湿などのスキンケアが不十分だと、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビが治りにくい肌となります。

 

<分類>

   白ニキビ(大人ニキビ)

ニキビの初期段階で免疫力が低下し、ホルモンバランスが乱れていることが原因で毛穴詰まりが起こります。白ニキビは美容鍼で血の巡りを良くし、血行促進をすることで改善します。早い段階での治療は悪化を防ぎます。

   赤ニキビ(思春期ニキビ)

アクネ菌による炎症反応が非常に強く、赤みを帯びたニキビで、東洋医学的にはストレスと冷えが反復し、顔に熱がこもったことによりニキビができるとされます。

赤ニキビはニキビ周辺にハリを打って循環改善、体にも針を刺し、内臓の働きを調整し、顔に上がった熱を下げます。

③黄ニキビ 赤ニキビが進行し、患部に膿が溜まっている状態。ニキビの中でも重要で、クレーターなどのニキビ跡を残します。黄ニキビの場合は皮膚科の治療がよいとされます。

④黒ニキビ 毛穴から出た皮脂が空気中の酸素によって酸化されることで黒ニキビができます。仕事や人間関係のストレスを感じると自律神経が反応し、皮脂腺が刺激され、皮脂分泌量が増加します。

黒ニキビの治療は自律神経を整える顔や手足のツボを鍼で刺激し、体をリラックス状態にすることで、皮脂の分泌量を抑えます。

 

<治療>

 美容鍼をうつことで毛細血管が広がり、顔面部の血流を改善します。美容鍼で真皮層に微細な傷をつくり、その傷の治癒過程でコラーゲンが生成され、自己治癒力を促進させます。顔面部の毛細血管が広がり、血行不良を改善させると肌のターンオーバーが整って、肌が潤い、ニキビ改善ができます。ニキビ等吹き出物や肌荒れの方は月経不順なども併せ持っていることが多いですが、美容鍼は自律神経や女性ホルモンの乱れを整える作用があります。さらに全身の鍼灸を合わせて行うことで、ホルモンのバランスを整え、吹出物の出にくい肌、治りやすい肌へと変化していきます。美容鍼では、肌の内奥から治療を行うことで、血行や老廃物の排出を回復させ、健康な肌のターンオーバー(肌細胞の入れ替わり)に戻すのです。